留学先や海外派遣で初めて、発音が悪くて、英語でコミュニケーションができないことに気づく方が多く来られます。また、日本在住者でも、これから海外派遣される方、ズームの会議で英語が通じない経験をする方が来られます。医師は、これから米国の病院で働く方や、元々医師は勉強熱心なので、発音をマスターしたいということで、コロナ前は、多く来られていました。弁護士も、国際弁護士が来られていました。一般は、外資系、商社など、英語を使う方が主です。
本記事では、英語の発音が通じない原因と、発音・リスニングを改善するための考え方を整理します。
1. 英語の発音が通じない原因とは?

1.1 通じない原因を大きく分けると?
英語の発音が通じない原因は、大きく3つの系統に整理できます。個々の音の違いだけでなく、声の届き方や話し方のリズムまで関わっているのです。
通じにくさは「音・声量・リズム」の3方向から起きています。
日本語にない母音や子音の音そのもの
相手に届かない声量の不足
英語特有のリズムやイントネーションのずれ
自分の弱点がどこにあるかを把握すると、練習の優先順位を決めやすくなります。まずは3つのどれに当てはまるかを考えてみてください。
3つの原因は、それぞれ独立して起きるとは限りません。音の違いと声量の不足が重なって、いっそう通じにくくなる場合もあります。複数の要因が絡んでいる前提で、順に確認していくとよいでしょう。
1.2 語彙や文法が正しくても伝わらないことがある理由
語彙や文法が正しくても伝わらないのは、相手が音を手がかりに言葉を認識しているからです。単語のつづりが合っていても、発音される音が英語の音と離れていると、聞き手はどの単語か判断できません。
正しい文を組み立てても、母音や子音が日本語寄りだと、相手の頭の中で別の単語に置き換わってしまうことがあります。文法学習に時間をかけた人ほど、音の問題に気づきにくくなりがちです。
通じるかどうかを左右するのは、知識量ではなく音の再現度です。
文法と発音は別の技能として、切り分けて向き合う必要があります。どれだけ語彙を増やしても、音が届かなければ会話は成立しにくいのです。
発音の練習は、文法や語彙の学習とは別の時間を確保して取り組むと効果的です。音を聞き取る耳と、その音を出す口の動きを同時に鍛える意識を持つと、知識が実際の会話で活きるようになります。まずは短いフレーズからでも、声に出して確かめる習慣をつけてみてください。
2. 通じない原因になりやすい英語の母音と子音

2.1 日本語5母音と英語の母音の数の違い
英語の母音の数は、日本語よりはるかに多いのです。日本語の母音が「ア・イ・ウ・エ・オ」の5種類であるのに対し、英語の母音は数え方によって20種類以上とされます。
この差が、日本人が苦手意識を持ちやすい要因の一つです。日本語の5つの音に当てはめて発音すると、英語では異なる複数の単語が同じ音に聞こえてしまいます。
5種類の枠で英語の母音を処理しようとすること自体が、通じにくさにつながります。
まずは日本語にない中間的な母音があると理解することが、練習の出発点になります。
日本語の「ア」に近いと感じる音でも、英語では複数の異なる母音に分かれている場合があります。似た音の違いを意識して聞き分けることが、通じる発音への第一歩になります。音の長さや口の開き方の違いにも注目してみてください。
2.2 日本人が苦手とされる子音の代表例
日本人が区別しにくいとされる子音には、いくつかの代表例があります。
lとrの区別
thの音
vとfの区別
wの音
いずれも日本語にない音、または日本語では区別しない音です。lとrは舌の位置、thは舌先を歯に当てる動き、vとfは下唇の使い方で音が変わります。
実際に、SNS上でも日本語にない音に苦戦する声が見られます。
日本語の発音の癖のまま話すと、これらの子音は別の音に置き換わってしまうのです。
自分がどの子音でつまずくかを一つずつ確認していくと、練習の的を絞れます。
どの子音が苦手かは、実際に単語を発音して録音すると見えてきます。似た音を並べて発音し分ける練習をすると、区別の感覚がつかみやすくなります。焦らず一音ずつ向き合うことが上達の近道です。
2.3 余計な母音を加えてしまう発音の癖
日本人の発音でよく起こるのが、子音の後に余計な母音を足してしまう癖です。日本語は基本的に子音と母音がセットになるため、英語の子音だけの音を出しにくいのです。
たとえば「cat」を「キャットゥ」のように、語尾のtの後に「ウ」や「オ」に近い母音を加えてしまいます。これにより本来1音節の単語が2音節以上に増え、相手には別の単語のように聞こえます。
子音で終わる単語は、母音を足さずに止める意識が必要です。
語尾を軽く止める練習を重ねると、余分な母音が減っていきます。
子音だけで終わる感覚は、日本語話者にとって最初は不自然に感じられます。単語の最後の音を意識して短く切る練習を繰り返すと、余計な母音が入りにくくなります。鏡で口の動きを確認しながら行うと、変化に気づきやすくなります。
3. 声量やリズムなど発音以外の原因

3.1 声が小さく相手に届きにくくなる理由
声が小さいと、発音が正確でも相手に届かず、聞き取れないと判断されてしまいます。日本語は口先だけでも通じやすい言語のため、英語でも同じ声量で話してしまう人が少なくありません。
英語は日本語より大きく息を使って話す言語です。腹式での発声を意識し、息をしっかり送り出すと、音がはっきり届きやすくなります。
発音の正確さと同じくらい、届く声量が通じやすさを左右します。
小声のまま音だけ直しても、相手に届かなければ効果は限られます。会議やプレゼンの場では、この差が特に表れやすいのです。
雑音のある環境やオンライン会議では、声量の不足がより影響しやすくなります。相手が聞き取りやすい大きさと明瞭さを意識するだけでも、伝わり方は大きく変わってきます。まずは普段より少し大きめの声を出すつもりで話してみてください。
3.2 カタカナに置き換えて覚えることの影響
英語をカタカナに置き換えて覚えると、通じにくさにつながります。カタカナでは表せない英語の音があり、無理に当てはめると本来と異なる音になってしまうからです。
SNS上でも、自分の発音がカタカナに聞こえるという声があります。
さらにカタカナは一文字ごとに母音を含むため、音節の数が英語とずれます。「ストライク」のように、英語では1〜2音節の単語が、カタカナだと5音節に増えてしまうのです。
カタカナ表記に頼るほど、音節数のずれが大きくなります。
音は文字ではなく、耳と口で覚え直す姿勢が求められます。
3.3 英語のリズムとイントネーションの違い
英語と日本語では、リズムやイントネーションの作り方が異なります。この違いを押さえないと、一つ一つの音が正しくても不自然に聞こえます。
音節の数え方の違い
強弱アクセントの有無
単語どうしの音の連結
日本語は一音ずつ均等に区切るのに対し、英語は強く読む部分と弱く読む部分の差でリズムを作ります。単語の終わりと次の単語の頭がつながって聞こえるのも特徴の一つです。
強弱と連結を意識するだけで、英語らしいリズムに近づきます。
音の正確さと合わせて、話し方全体のリズムにも目を向けてみてください。
英語らしいリズムは、短い文を声に出して繰り返す練習で身についていきます。強く読む語と弱く読む語を意識しながら音読すると、抑揚のある話し方が少しずつ自然になります。慣れてきたら、音源をまねて同じテンポで発音してみましょう。
4. 英語の発音が通じないときの対策と練習方法
4.1 自分の発音を録音して確認する手順
自分の発音を客観的に知るには、録音して聞き返す方法が有効です。話している最中は自分の音を正しく聞き取れないため、記録して確認する手順を踏みます。
スマートフォンなどで自分の英語を録音する
録音を聞き返して気になる音を探す
通じにくい音を具体的に特定する
その音を重点的に練習し直す
この流れを繰り返すと、どの音が弱点かが少しずつ見えてきます。録音と聞き返しは、独学でも取り入れやすい確認方法です。
週に数回でも記録を残すと、変化を追いやすくなります。
録音を聞き返すときは、通じにくい箇所をメモに書き出しておくと復習しやすくなります。前の録音と比べることで、少しずつの変化にも気づけるでしょう。こうした記録の積み重ねこそ、独学を続ける支えです。
4.2 母音と子音を一つずつ練習するときのポイント
母音と子音は、まとめて直そうとせず一つずつ練習するのが基本です。苦手な音を絞り込むほど、改善の実感を得やすくなります。
苦手な音を1〜2個に絞る
口の開き方を意識する
舌の位置を確認する
口の動きを鏡で見る
一度に多くの音を直そうとすると、意識が分散して定着しません。まずは通じなかった経験のある音から取り組み、慣れたら次の音へ進めてください。
練習は「一音ずつ」進めるほど上達を実感しやすくなります。
直したい音が複数あるときは、優先順位をつけて順に取り組むと負担が減ります。一つの音がある程度安定してから次へ移ると、それぞれの音が混ざりにくくなります。無理のないペースで続けることが大切です。
4.3 声の出し方と呼吸を意識した練習
声の出し方と呼吸は、発音練習の土台になります。喉や口先だけで話すと、英語らしい響きが出にくく、声量も不足しがちです。
腹式での発声を意識し、お腹から息を送り出すと、安定した声で話せます。あわせて口を大きく開け、日本語よりも口周りをはっきり動かすと、母音の違いも出しやすくなります。
音の練習に入る前に、発声と呼吸の土台を確かめておくと効果が安定します。
まずは深く息を吸ってから声を出す習慣づけから始めてみてください。
呼吸が浅いままだと、語尾まで声が続かず音が途切れやすくなります。息を吐き切る前に次の言葉へ移らないよう、ゆっくりと長く発声する練習を重ねてみてください。姿勢を正すことも、安定した発声につながります。
4.4 独学で伸び悩むときに指導を受ける選択肢
独学で伸び悩むときは、指導を受ける選択肢を検討する価値があります。自己流の練習では、自分の発音の癖に気づきにくいという弱点があるからです。
学習者の間でも、どこまで練習するかを見極める声が見られます。
録音で確認しても、どこをどう直せばよいか判断できないことは少なくありません。第三者に音を聞いてもらうと、自分では気づけないずれを客観的に指摘してもらえます。
独学の限界は、癖を自分で発見できない点にあります。
一定期間試しても変化が乏しいと感じたら、専門的な指導を受ける方法もあります。
指導を受けるかどうか迷うときは、まず短期間だけ試してみるのも一つの方法です。自分の癖を客観的に知るだけでも、その後の独学の進め方が大きく変わってきます。第三者の視点は、伸び悩みを抜け出すきっかけになります。
5. 英語発音指導のエースプロが提供するサポート
5.1 発音の悩みで来られる方に多いケース
エースプロには、個人・法人・特定業種の方が来られています。
【個人】
留学先や海外派遣で初めて、発音が悪くて、英語でコミュニケーションができないことに気づく方が多く来られます。また、日本在住者でも、これから海外派遣される方、ズームの会議で英語が通じない経験をする方が来られます。
【法人】
一般は、外資系、商社など、英語を使う方が主です。
【特定業種】
医師は、これから米国の病院で働く方や、元々医師は勉強熱心なので、発音をマスターしたいということで、コロナ前は、多く来られていました。弁護士も、国際弁護士が来られていました。
5.2 ネイティブと日本人講師によるチームティーチングの特徴
エースプロでは、ネイティヴと日本人によるティームティーチングを行っています。
「私は、日本人のための英語発音は、体を英語仕様に変えなければならないというのが信念であります。他社は、私ほど研究した方がいないので、偏向が著しいです。
ハミングバード:口の形 ジングルズ:強い息作り」
品質のために譲らない点については、「授業料は、ジングルズなど、日本人講師1名で1時間15,000円です。エースプロはネイティヴと日本人23,000円」としています。
また、「絶え間ない研究。教材はすべてオリジナル。本も来年早々2冊出ます。」という方針で指導を続けています。
5.3 提供する指導メニューと対応エリア
エースプロが提供する指導メニューは、発音を軸に複数用意されています。発音だけでなく、関連する技能も含めて学べます。
発音指導
文法指導
リスニング強化指導
対応エリアは、オンラインと対面で分かれます。オンライン指導は海外在住の方から日本全国の方までが対象です。対面指導は生徒の自宅や職場に赴く形で、神戸市内から大阪・京都あたりまで対応しています。
発音を中心に、文法やリスニングまで幅広く対応するエースプロなら、状況に合わせて学び方を選べます。発音を軸に一貫して学べる点が特徴です。
6. 英語の発音が通じない悩みに関するよくある質問
6.1 発音が通じないのは母音と子音のどちらが原因ですか?
どちらも通じない原因になり得ます。母音は日本語の5種類に対し英語は20種類以上とされ、当てはめが難しい音が多くあります。子音もlとrやthなど、日本語にない音や区別しない音でつまずきやすいのです。
まずは自分の発音を録音し、母音と子音のどちらでより通じにくくなっているかを見極めるとよいでしょう。弱点は人によって異なります。
6.2 発音が通じないとき何から練習すればよいですか?
最初に取り組みたいのは、自分の発音の現状把握です。次の順で進めると迷いにくくなります。
自分の英語を録音する
聞き返して気になる音を探す
通じにくい音を特定する
その音を重点的に練習する
いきなり多くの音を直そうとせず、通じなかった経験のある音から一つずつ取り組むと、改善を実感しやすくなります。
6.3 独学と指導ではどのような違いがありますか?
大きな違いは、自分では気づけない癖を客観的に確認できるかどうかです。独学は費用を抑えて始められる一方、発音の癖に自分で気づきにくく、直し方の判断も難しくなりがちです。
指導を受けると、第三者が音のずれを具体的に指摘し、練習の方向性を示してくれます。一定期間独学を試して変化が乏しいと感じたら、指導の利用を検討する方法もあります。
独学と指導は、どちらか一方だけを選ぶものではありません。独学で基礎を続けながら、要所で指導を受ける組み合わせも効果的です。自分の状況に合わせて使い分けてみてください。
7. まとめ:英語の発音が通じない原因を知って対策を始めよう
英語の発音が通じない原因は、音そのものの違い、声量の不足、リズムやイントネーションのずれという3つの系統に整理できます。語彙や文法が正しくても、音が英語から離れていると相手は単語を認識できません。
対策としては、まず自分の発音を録音して弱点を特定し、母音と子音を一つずつ練習することが有効です。あわせて腹式での発声や英語らしいリズムを意識すると、通じやすさが変わってきます。
独学で癖に気づきにくいと感じたら、専門的な指導を受ける選択肢もあります。原因を正しく理解したうえで、今日から一つずつ練習を始めてみてください。
通じない原因は人によって異なり、対策の優先順位も変わります。まずは自分の弱点を見極め、できることから継続することが、通じる英語への近道になります。焦らず一歩ずつ、音の再現度を高めていきましょう。
英語の発音が通じない原因を、発音矯正専門のエースプロと見極める
エースプロは、ネイティブ講師と日本人講師のチームティーチングで、発音を軸に文法やリスニング強化まで指導する発音矯正専門のスクールです。体全体を使って音を出す指導方針で、独学では気づきにくい発音の癖を客観的に確認できます。
オンラインは全国・海外、対面は神戸市内から大阪・京都まで対応していますので、まずは気軽に相談してみてください。
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